戦国無双 夢部屋3 ( 筑前)
□立花城
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そら:「宗茂様モテモテですね〜」
宗茂:「その宗茂様っていうのよしてくれないか・・」
そら:「どうしてですか?」
宗茂:「君に言われると何故だか違和感を感じる」
そら:「う〜ん・・でも私は部下になったんですから呼び捨てには出来ません。それに私だけ様付けで呼ばないのは他の人達から見たら違和感を感じますよ?」
椎信:「その通りです。部下に示しが付きません!」
宗茂:「・・そこまで言われたら仕方ないか・・」
宗茂は不満気に渋々折れる形になった。
ギン千代:「何をモタモタしている!!早くしろ!!」
ギン千代は遠くから呼ぶと三人は慌ててギン千代の元へと走って行く。
そして城内の広間へ。
ここに立花城の家臣達も揃いそらは椎信の隣へ並び鎮座する。
そして上座にギン千代が座りその目の前に宗茂、そしてその後ろに椎信とそらが座っている。
宗茂:「それで僕を呼んだ要件は?」
ギン千代:「暫く留守にする。」
宗茂:「え?・・何故?」
ギン千代:「大した用事ではないが・・太閤秀吉からの呼び掛けがかかった。」
宗茂:「秀吉が?・・また物好きだな・・。」
ギン千代:「何か言ったか?」
宗茂:「あ、いや・・それで何日留守にするんだい?」
ギン千代:「二十日程留守にする。その間城を頼んだぞ。話は以上だ。」
そう言うとギン千代は立ち上がり部屋を出て行こうとすると立花家の家臣が慌てて口を開く。
安東 家忠:「あの・・この者は何者でござるか?」
ギン千代は安東が指すそらを見ると宗茂が口を開く隙を与えず応えた。
ギン千代:「その者は新たに立花家に仕える部下、宗茂の小姓だ。」