戦国無双 夢部屋3 ( 筑前)

□ギン千代の思い
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宗茂とそらが同じ床へ尽き夜を共にして居る頃、
ギン千代の居室へある女中がギン千代の世話をしていた。
そらと争っていた女中のお己代だ。

ギン千代:「もう良い。下がれ。」

お己代は一度頭を下げ一歩引くと止まり何やら躊躇っている。

ギン千代:「何だ?」

ギン千代はお己代の顔も見ずに察し問いかけた。

お己代:「いえ・・その・・ギン千代様・・」

ギン千代:「・・・」

お己代::「私が言うのも差し出がましいと思いますが・・宜しいのですか?」

ギン千代:「何をだ」

お己代:「あのそら殿の事でござります。あの者を宗茂様のお側にお付けして本当に良かったのか・・」

ギン千代:「お前はそんなにそらが嫌いなのか?」

お己代:「いえ・・今はそんなに・・ただ・・」

ギン千代:「それとも 羨ましいのか?そらが小性となり宗茂の側にいる事が恨めしいのか?」

お己代:「っ ギン千代様!」

ギン千代:「其方はそらに宗茂を好きかと問われ顔を真赤に染めていた。本心は私に仕えるよりも宗茂に仕えたいのではないのか?」

お己代:「〜〜〜〜!!」

あまりの冷たい物言いにお己代は言葉が詰まる。

ギン千代:「・・・ふっ・・あっはっはっは・・」

急に口元を緩め笑だすギン千代に驚くお己代は唖然とすると。

ギン千代:「・・冗談だ」

お己代:「わ、悪ふざけが過ぎます〜。心臓が止まるかと思いました。」

お己代はホッと胸を撫で下ろした。
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