戦国無双 夢部屋 (土佐)
□救出作戦
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元親は優璃達のいる居間で一緒にモニターを見ながら、話しをしていた。
優璃:「佐和山城です。石田三成殿に依岡殿の救出が任されたのなら、大阪城内には既に居無いはずです。依岡殿もきっとそこにいるはずです。」
元就:「うん。僕も同じ意見だ。」
立花ギ:「ならば早速佐和山城へ向かった方が良い。」
優璃:「何で向うんですか?馬ですか?それとも船?」
元親:「摂津の港付近まで船を出す。そこからは、馬の移動だ。」
優璃:「ならば私も動向させてください。」
元親:「危険だぞ。」
優璃:「ええ、勿論承知です。無茶はしません。私は船で待機していますから。」
元就:「なら私もそうしよう。あまり大人数だとかえって目立ってしまうしね。」
立花宗:「清正は連れて行かないの?」
元親:「ねねの説得で行く事になった。」
立花ギ:「でわ、佐和山城へ乗り込むのは私と宗茂、清正、元親の四人。元就と優璃は船で待機という事で良いか?」
元親:「無論、意義はない。」
みんなが頷き、支度を整えまた高知城へ戻る事になった。
清正と合流し船へ乗り込む。
ねね:「清正〜!しっかりやるんだよ!ちゃんと優璃ちゃんの事も守ってあげてね!」
清正:「( さっきから優璃ちゃんというのは誰の事だ?)」
ねねはすっかり優璃を気に入った様子。
優璃:「お気遣いなく〜。」
清正:「でわ、行って参ります!おねね様!」
ねね:「うん!しっかりね!清正!」
信親:「父上!優璃殿!お気をつけて!」
優璃:「なんかオーバーな見送りな気がするのは気のせかな;?」
立花宗:「おーばーって?」
優璃:「大袈裟って事です。いつもこうなんですか?」
立花宗:「ハハ、確かに少し大袈裟かもしれないね。でもそれだけみんなに心配されてるって事だからいいんじゃない?僕は嫌いじゃないよ、こういうの。」
優璃:「確かに……。嫌いじゃないかも…。」
優璃は笑みを浮かべ答えた。
元就:「そろそろ船が動くね。」