あさPの小説
□そのままの君で
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瑠「梨生奈ちゃん遊ぼ〜〜!」
梨「わかったから…もうちょっと静かにね!」
瑠「は〜い☆」
梨生奈は新人戦士達の相手をしてる。去年までは相手をしてもらってたのに…。
滉「なぁ遼希、梨生奈ってさぁ、最近変わったと思わねぇ?」
滉一が話しかけてきた。
遼「俺もそう思う。なんかしっかりしてきたっていうか…。」
数ヶ月前、俺らは天てれの最年長になった。謙二郎くんや愛美ちゃんが当然のように残ると思っていた俺らにとって、『最年長』という3文字はとてつもなく重かった。
滉「梨生奈…もうふっ切れたのかな?」
遼「さぁ…。でも俺らもそろそろしっかりしないと…梨生奈に任せっ切りじゃまずいよ。梨生奈を見習おうよ。」
梨「私が何?」
いきなり梨生奈が俺の顔のすぐ横に顔を出したからかなり驚いた。それにしても梨生奈ってこんなに可愛かったけ…?
遼「いや…梨生奈が可愛くなったなぁって話。」
俺何言ってんの?
梨「ほんと?ありがと〜う☆」
梨生奈はにっこり笑って、また新人戦士のところへ行ってしまった。
その時、ふと梨生奈が寂しい表情をしたような気がした。
でも梨生奈は相変わらず瑠璃と遊んでる。
…気のせいか。