あさPの小説

□紙ヒコーキにのせて
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なんで?なんでやろ?







卒業する前は何とも思ってなかったのに…










ただの泣き虫やったのに…











今はあんたに会いたい…















マー『タッチダ〜ウン!』





テレビの中では遼希と梨生奈と新人の聖斗がタッチダウンを決めて喜んでる。









今はあんたが紙ヒコーキを取ってるけど…





去年はうちがあんたの投げる紙ヒコーキを取ってたんやで…





覚えてる?…遼希。














去年の4月、遼希と同じチームやって聞いた時はすごい不安やった。





でも試合が始まって、遼希が紙ヒコーキを投げる姿はかなり頼もしく見えた。





優勝もして、このチームは最高やって思った。





来年も遼希と紙フトができるって信じてた。





でも…3月、突然の卒業…。小学生では1人だけ卒業やった。














今は天てれを画面の外からしか見れへん。









もしホンマに神様がいるんやったら…










遼希に会わせてくれへんか?
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