おぞフラ☆番外編

□おぞフラ名作劇場・ロラデレラ
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おぞう「久しぶりのお芝居ネタですわね〜。」
紫式部「お芝居ネタの時は、こんな風にシナリオ形式になるのよね」
おぞう「さあ!紫さんも一緒に、ガラスの仮面をかぶるのよ!」

紫式部「お前なんかプラスチックのおめんで十分じゃあああ〜!」
ゲシッ!(紫式部、おぞうにとびげりをする)
おぞう「ぷぎゃ〜!」

それでは、ロラデレラ本編をお楽しみ下さい。
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母親をなくし、悲しみにくれていた少女・オーロラ。
だけど、そんな日々も今日でおしまい。
今日は、父の再婚相手が、この屋敷にやってくる日です。
オーロラ「ふふ、花屋さんで、とびっきりのお花を買っちゃった!
…新しいお母さん、喜んでくれるかしら…。」
オーロラは、そわそわしながら玄関の前で待っていた。

すると、遠くから父の車である高級車がやってきて、家の前でそれはとまった。
ガチャ…とドアが開き、父の後に厳しそうな顔をした新たな父の夫人…いや、オーロラの継母と呼ぶべきだろうか、そんな女性に合図され、さらに二人の人物が車を降りた。

オーロラ「あの…ようこそ、カハラ家へ。」
オーロラは、継母に花束を差し向けた…が。

継母の数学先生「…こんなもの持ってないで、さっさと立ってなさい!」
義姉オゾウ「そうですわ!このぶす女!」
義姉ギャル「ばばあ!どけよ!家ん中入れねーだろ!?」
ドン、とオーロラはギャルに押され、思わずよろけそうになる。
オーロラ「きゃあっ!」

校長パパ「ブラビー!…大丈夫ですか?」
オーロラ「お父様…ありがとう。」
オーロラは、先程の継母とその連れを見て思った。

もう、この家での私の味方は父だけだ、と…。


だけど、そんな父も半年あまりで亡くなり、オーロラは、また孤独になってしまった。

そして、夫を亡くした継母はというと…

数学継母「オーロラ!さっさと洗濯を済ませなさい!でないと、夕ごはんは抜きです!」
オーロラ「そんな…だって私、三日も何も食べてな…」
数学継母「言い訳しないの!立ってなさい!」

あれから、オーロラはまるで奴隷のように扱われていた。
好きな時に食事もとれず、継母や義姉達には笑われる毎日。
おかげで、オーロラの服はすっかりボロボロになり、体中も灰だらけになってしまった。

そんなオーロラの姿を見た義姉達は、
ギャル「ねぇ、あいつの姿見てたら、あいつを『オーロラ』ぢゃなくて『ロラデレラ』って呼びたくならねぇ?」
オゾウ「ロラデレラ…確か、『灰だらけ』という意味ですわね、…では、今日からそう呼ぶ事に致しますわ!」
ギャル「あ、お母様にはもう改名届を書いて渡してあるから、あいつは明日から正式に『ロラデレラ』!あ〜愉快愉快!」
オゾウ「愉快ですわねぇ、おほほほほほ…」
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