Love you!
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『……っはぁ、はぁ…』
ここまで来れば見つからない
きっと、大丈夫
そう確信していたけれど
「どうしたんですか、いきなり走りだして」
心臓が痛いくらいに早く鳴りだした。
振り返るのが怖かった。
いや、あの時から何年もたっている。容姿も髪型も変わった。
わかるはずかない
意を決して口を開く
『僕が何をしようと僕の勝手だろう?』
期待なんかしてない。もうかき乱さないで欲しい。でも。
「あぁ、やっと見つけた。ずっと探していたんですよ名無しさんさん」
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