Love you!

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あれ、僕が居た村はここの反対側だったぞ。ふふ、おかしいなぁ。










『なんで5分で着いちゃうんだよ!!』



一時間以上かかるだろうと踏んでいたが…とんだ大誤算だ。


逃走計画すら立てられないままカプセルコーポレーションへ到着してしまうなんて。



空から降りたにも関わらずトランクスは下ろしてくれない。



『そろそろ下ろしてくれませんか…』



さりげなく胸に当たってるんだよね。いや、別にそんなに無いしサラシ巻いてるし大丈夫なんだけど…なんだけど!やっぱ気になるし




「下ろしたら逃げるでしょう?」



『うっ』



「まぁどうしてもと言うのなら、」



ぎゅ



「念のため手を繋いで…ね」



ぱっぱと作業が進み気が付けばカップルみたいな。。。って



『えぇぇー!?』



「む、下ろしてあげたじゃないですか。まだ何か?」



『いやいやいやこれは無いよ!他に策無かったの!?』



「…そうですね」



ニヤッと意地悪そうな笑みを浮かべるトランクス。こ、こいつ確信犯だ!



「こう、とかですか?」



ぐっと腰を引き寄せ密着させる。顔がみるみる赤くなっていく僕を余所に楽しそうな隣のド天然野郎は僕が女だと知ったらどういう反応をするのだろうか。



「さぁ、行きましょうか」



『や、やだ!離せ!』



「手は嫌なのでしょう?」



『今の状況よりましだバカ!僕は男だぞ!』



「はいはい、仰せのままに」










(わざととしか思えない!)



あぁ、結局抱えられるんだ。

入り口まででこの疲労感…


絶対僕で遊んでるよ…



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