Love you!
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「まぁ母さんに誤解されちゃ困りますし、普通におろしてあげます」
扉の直前ですとん、と優しく地面に降ろされる。目をぎゅうと瞑っていたためか、よろけて地に膝をついてしまう。
「わ、大丈夫ですか?」
『久しぶりに飛んだし…大丈夫なわけあるかぁ!うぅ、肩を貸してくれ』
「全く」
やれやれといった表情で、僕を支え、歩みを進める。
浮いてるけど身長差だ、仕方ないだろう。
『…ブルマさん元気?』
「はい」
『そっか』
ブルマさんは勘が鋭い綺麗な人だった。いつも僕が女だとばれているのではと不安を感じていた
とても、優しい人。
「母さんただいま」
金属が擦れてキィと寂しい音を出す。と、同時に奥からパタパタと足音が近づいてきた。
「お帰りトランクス!あらその小さい子は…?」
ち、小さい子って!
酷すぎやしませんかブルマさん
「名無しさんさんですよ。よく一緒に修行をしていた」
「あぁ、思い出した!久しぶりねぇ」
『…こんにちは』
「悟飯さんとの約束で、また一緒に修行する事にしたんです。母さん、家空き部屋ありましたよね?」
『えっ…!?』
「えぇ、勿論!賑やかになるわね〜」
『ま、待ったトランクス!僕はそんな約束してないぞ!』
「悟飯さんは絶対です。レッツゴー」
『ぎゃぁぁあああ!』
こうして、よくわからないうちに初恋の君との同居が始まった。
天然師弟の独断で…