Love you!

□5
1ページ/2ページ




「まぁ母さんに誤解されちゃ困りますし、普通におろしてあげます」


扉の直前ですとん、と優しく地面に降ろされる。目をぎゅうと瞑っていたためか、よろけて地に膝をついてしまう。



「わ、大丈夫ですか?」



『久しぶりに飛んだし…大丈夫なわけあるかぁ!うぅ、肩を貸してくれ』



「全く」



やれやれといった表情で、僕を支え、歩みを進める。
浮いてるけど身長差だ、仕方ないだろう。



『…ブルマさん元気?』



「はい」



『そっか』


ブルマさんは勘が鋭い綺麗な人だった。いつも僕が女だとばれているのではと不安を感じていた

とても、優しい人。



「母さんただいま」


金属が擦れてキィと寂しい音を出す。と、同時に奥からパタパタと足音が近づいてきた。


「お帰りトランクス!あらその小さい子は…?」



ち、小さい子って!
酷すぎやしませんかブルマさん



「名無しさんさんですよ。よく一緒に修行をしていた」



「あぁ、思い出した!久しぶりねぇ」



『…こんにちは』



「悟飯さんとの約束で、また一緒に修行する事にしたんです。母さん、家空き部屋ありましたよね?」


『えっ…!?』


「えぇ、勿論!賑やかになるわね〜」



『ま、待ったトランクス!僕はそんな約束してないぞ!』



「悟飯さんは絶対です。レッツゴー」



『ぎゃぁぁあああ!』





こうして、よくわからないうちに初恋の君との同居が始まった。



天然師弟の独断で…
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ