Love you!

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『…ふぇ』


朝食後、先に庭でウオーミングアップをしていると言っていたトランクスの様子を見に行った。
とても組み手なんてできる状態ではない(僕が)

そりゃあ、そうだよね。

あの人造人間を倒した救世主と村でのんびりしていた僕とじゃ力が違いすぎる。



「名無しさんさん何してるんですか、そんな所で」


『ぎゃっ』



「居たなら声を掛けてくれれば一緒に『や、やらないよっ!』」



危うく修行になりそうだった。抑止されたトランクスは不服そうな表情でこちらを見ている。



「なんで、修行しないんですか。昔はあんなに…」



『いいかい?トランクス』



悲しげな顔をしたトランクスの前で仁王立ちし、僕より随分高くなった頭を見上げる。



『手、出して。本気でパンチするから』



「え、」



ぺちん



『これが、僕の実力。わかった?組み手なんか出来ないし、もう平和なんだから』



「だからなんです?修行サボるんですか?さぁ、実力もわかった所で走り込みから始めましょう名無しさんさん!」


『やだー!!』








――――――――――







『うぅ、トランクスのバカ』



「誰がバカですか」



『お前だっ!』



筋肉痛の体で目一杯叫ぶ。
結局あの後ずっと走りっぱなしで動きがロボットみたいになってしまった。



「だらしないですね。お風呂でストレッチしましょうか」



『!!』



「ほら早く」



『じ、自分でやるっ!』



「まぁそう遠慮せずに」



『ちょ、離せバカ出来るってば!』



「レッツゴー」



『ぎゃああああ!!!』




(人の心も知らないで!)




(一緒にお風呂なんてどうしよう)


(何を緊張してるんだか)




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