DRAGON BALL

□血筋って凄い
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『あははは!!!!』


「ぎゃぁぁぁぁ!!!!!!」


今日もカプセルコーポレーションには元気な笑い声と断末魔が響いていた。
手に持っていた本を机に置き、廊下に出てみると自慢気な彼女がそこにいた。


「名無しさんさん、あまり父さんを虐めないでください」


『組み手はやっぱベジータでしょ!』


女の子なのにどうして超サイヤ人になれるの、とかその細い身体のどこからそんなパワーあふれてるの、とか諸々置いといて。
脇でニコニコ写真を撮るシスコンにため息混じりで話し掛ける。


「なんで止めてくれないんですか悟飯さん…」


「妹が楽しいと僕も楽しいからね」


「ちょ、妹馬鹿ですか貴方」


『ねぇねぇトランクス!闘ろう!』


「何て!?」


パンちゃんの相手をしている時と同じレベルではない。
とりあえず死にたくないので宥めてみた。








が。









『女の子はっ!闘っちゃだめなの!?』


「根本から違うよ!」


なんでこの子に恋をしたのだろう。そう思ってしまうくらい、悟空さんの血を強く受け継いでいた。


『じゃー、しょうがない!ベジータァアァァァア!!!』


「来るな破天荒女ぁぁぁぁ!!!」


「あーあー家族そろって父さんのプライド引き裂かないでくださいよ」





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