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霧野「じゃあ.この辺のショッピングモールでもぶらつくか?」

狩屋「それ、いいですね」


ちょうど欲しいCDがあったんだ

服とかも見たいな

そういえば風介兄が新しくアイス屋できたって言ってたっけ


霧野「(嬉しそう..)」

狩屋「何笑ってんですか」

霧野「え?笑ってる?」

狩屋「自分で気づいてなかったんだ…」

霧野「何だその目は」


良かった

いつも通り、先輩と話せてる


狩屋「俺.CDショップ行きたいです」

霧野「いいな」


俺が欲しかったCDは店頭で大きく宣伝されていた


狩屋「あ.これこれ」

霧野「狩屋このCD欲しかったのか?」

狩屋「はい、このアーティストの曲好きなんです」

霧野「俺もこのアーティスト好きなんだ
このCD持ってるから貸そうか?」

狩屋「いいんですか?」

霧野「ああ」

狩屋「ありがとうございます!」


貸してもらえることよりも

先輩との共通点があることに嬉しさを感じた


霧野「あ、この曲聞いてみて」


試聴用のヘッドホンを付けられ、曲が流れてきた


狩屋「(結構いい曲だな…)」

霧野「どうだ?」

狩屋「いい曲ですね」

霧野「だろ!」


嬉しそうに笑う先輩に、ちょっと顔が熱くなった


狩屋「次どこ行きます?」

霧野「そうだなー
腹減ったし、何か食べようか」


きょろきょろと辺りを見渡す


霧野「あ、あの店フェアやってる」


先輩の見る方向に目を向けて赤面した


狩屋「カ.カップルフェアって書いてるじゃないですか…!//」




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