book2

□好きの反対
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夕香「私、虎丸くんなんか大嫌い」

虎丸「…は?」


学校帰りで迎えに来てほしい、という夕香さんのメールで

車を出して、迎えにきたのに

何故かこんなことを言われた


虎丸「どうしたんですか.急に」

夕香「…うるさい!」


俺とは視線を合わせてくれず

乱暴に車に乗り込む


虎丸「(俺.なんかしたかなあ…)」


考えても、心当たりはない

でも、面と向かって嫌いと言われると

結構クるな、ちょっとヘコむ


虎丸「あの.夕香さん?」

夕香「…何よ」


ミラー越しの夕香さんは不機嫌丸出しで

話しかけるのに戸惑ってしまう


虎丸「俺.何かしましたか?」


こういうのは直接聞いた方がいい

俺に非があるなら直したいし


夕香「…虎丸さん、今日何の日か知ってる?」

虎丸「今日ですか?」


今日は4月1日…

夕香さんの誕生日なのか?

いや、それなら朝から豪炎寺さんがうるさいはずだ


あ、今日は―…


虎丸「夕香さん、俺も夕香さんのこと大嫌いです」


ミラー越しで顔を赤くする彼女に

にこりと微笑んだ



好きの反対


遅れ過ぎたエイプリルフールネタですひゃっはー(

虎夕可愛すぎて禿そう^p^




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