□あなたを一生幸せにします
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ついにこの日が来たのだと、待ちわびていた心は落ち着くことなく忙しない。

目の前には、純白のウエディングドレスを身にまとった愛する人。

着こなせるコイツを流石だなと感心しながら、その綺麗な、いつものクルルと違う雰囲気に胸が高鳴った。



――俺は今日、愛しい人と結婚をする。


鳴り響くパイプオルガン、指輪を交換する時に俺は、緊張で――いや、多分幸せに、手が震えていた。


それを目聡く見破ったクルルが、小さく笑う。


「バカ…震えてますよ、先輩」

「なんだ、貴様こそ泣きそうじゃないか」





潤む目元と、赤い頬。

クルルは小さく笑って、交換した指輪を眺めていた。


気恥ずかしさと嬉しさと幸せの中、まるで夢のようだとゆっくり事を進めていたら、案の定しびれを切らした緑の幼なじみが騒ぎ出す。


一際大きく聞こえた、「互い、一生愛することを誓いますか?」。

その言葉に、クルルと顔を見合わせ、次の瞬間に笑い合う。


誓います、と二人揃って頷いて。


誓いのキスを、静かに重ね合わせた。








I promise to make you happy for your whole life.










この先、何があろうとも

この手は絶対、離さない





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