展覧室

□カガリの苦悩
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「なぁカガリ。オレはへたれか?」
ここはオーブ首長国連邦執務室(アスランにっては相談室)である。
またかよ、とカガリは内心小さくため息をつく。
アスランは仕事をするたびに一回はこうやってカガリに相談する。
「もうすぐキラと同棲記念日なんだ。だからプレゼントでもと思って……」
「それがどうした?」
付き合い始めた日の記念じゃなくて同棲……。お前らしいったららしいか……。
「ああ。それでプレゼントといってももうキラの欲しいものはほとんどあげたんだ」
一体一年にいくつ記念日作ってんだよ、お前ら!!!
「それで、もうこれしかないかなって……」
「そんな思いつめるなって」
お前が思いつめるとろくなことないからな。
「オレをキラにあげるしかないんじゃないかなって!!!///」
「ふーん。そうか。アスランをあげ………………はぁ〜〜〜〜〜!!!!???!?!?」
かなり素っ頓狂な声を上げカガリは勢いよく立ち上がる。
「カガリ、うるさいよ。静かにしなきゃ」
「……その言葉、そっくりそのままお前に返してやるよ」
ぼそっ、とカガリぼやく。
「でも『オレがプレゼント』なんて言えないんだ……////」
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