展覧室

□奥様は受験生
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アスランとキラはアスランが16歳、キラが19歳の時に結婚した。
アスランは百年に一度出るかでないかの秀才ちゃんだ。
キラはアスランの幼なじみ(今は旦那様だけど)で、年上の癖に年下に勉強を見てもらっているおつむは弱い部類に入るのだった。
キラは現在大学三年。
アスランは現役高校生の受験真っ盛りな三年。
受験生らしくアスランは勉強に勤しむべきだが、アスランはあまり受験勉強をしない。
「アスラン。勉強しないの?」
ベットの中で惰眠を貪るアスラン。昨夜の情事後のまんま(素っ裸)の姿で横たわっている。
「ん〜……しない」
ちらっ、と一瞬だけ頭から被っている布団の中から顔をだし、それだけ言うと再び頭から被る。
「受験生は毎日勉強しなきゃ!!??」
「……したくない」
12時間近く寝ていたアスラン。少し考えて、返事を返す。
「なんで!!??」
「もうT大学の理Vの問題まで解けたもん。キラの大学ぐらい簡単に受かるもん」
「T大学!!??理V!!??あっ有り得ない〜〜〜〜〜〜!!!??」
キラ絶叫。アスランは布団の中で煩いなぁ、と顔をしかめる。
「とっても簡単だった。よっぽどギャル文字の方が難しいよ」
「え〜(>_<)ギャル文字の方が簡単だよ」
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