詩・短編

□白
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「親愛なる貴方へ言い残したい事」




わたしがこの世界からいなくなっても、あなたは此処にいてください。

あなたがいる世界なら、好きと言える。

この身体が朽ちて果ててもきっと、わたしの魂は此処に留まり彷徨うでしょう。

だからそのとき、あなたがいてくれれば救われるから。

ときどき、そっと思い出して。

悲しんでほしいとかじゃない、ただわたしがいたことを思い出して。

あんなことがあったね、こんな話をしたねって。

ふっと笑って懐かしんで。

そしたらわたしも、幸せに笑うから。

わたし、この世界にいたんだって、この世界に生まれてよかったって。

そう感じれる気がするから。


わたしがいなくなったとき、あなたはわたしの存在した意義をおしえてくれる人だと思うの…。
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