詩・短編

□血色狂気
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そんな怯えた目をしないで


震えた声で命乞いなど


愛しくて仕方なくなる


気持ちが逸る


ゾクゾクする


早く早く、散らせたい


赤く紅く今より綺麗に


この手で今すぐ残酷に


「最期に言いたい事は?」


引き金を握った指に力を入れる


可愛くて可哀想な被害者は涙を流した


そんな透明な雫、好きじゃない


「無いなら、さようなら」


拳銃が派手な音を鳴らした



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