家庭教師ヒットマンREBORN!

□独占欲
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『ねぇ、ちょっとあの人かっこいいよ!』
『え…?あ、ホントだ!超タイプ!!』
街中を歩いていると
『彼女いるかな?』
四方八方からひそひそと聞こえてくる、
うんざりするような
女子たちの甘い声
「…や、…うや……っ、恭弥ってば!!」
「……え?」
「話、聞いてた?」
「?」
「俺の、話」
「何の話だっけ─」
『タレントかな?』
耳障りだ
「……。」
こっち見るな
「…?恭弥?」
「…あなたの話なんて聞くだけムダだよ」
「きょーや!!(泣」
あなたは僕のだから

「…恭弥?」


だから、



「ほら、行くよ」
「!」

しっかり握らなきゃ

「恭弥から手ぇ握ってくれるなんてッ」
「…行くよ」
「おう!!!!」



この、大きな手を




はなれないように。

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