家庭教師ヒットマンREBORN!
□ひとさじと、ふたり
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(うん、進歩進歩)
ディーノは、緩みっぱなしの頬を戻すことができなかった。
あの雲雀が自分の言うことを聞く日が来るとは。
『飼い慣らした』なんて、言ったら確実に殺されそうな、命知らずな言葉が頭に浮かんでくる。
「………。」
「………。」
「………。」
「………。」
会話のない帰り道。
北風が鼻先をかする、少し肌寒い山道。
鳥の囀りさえ聞こえず。
静かな、しずかな帰路を、ふたりで帰った。
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