家庭教師ヒットマンREBORN!
□帰り道
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「恭弥とはできるだけ一緒にいたいなあって。ほら、最近忙しくて前みたく毎日のように会えなくなっちまっただろ?ジャポーネに来る仕事も減ってきたし…だからさ、こういう機会をムダにしたくないわけ!」
「だから僕の貴重な一時間を棒に振れって言うの?サイテー。超自己チュー」
「なんだよその言い方〜…じゃあ、愛しい彼氏のワガママだと思って─」
「図に乗るな!」
ペシッ
「あいたっ」
「まったく…だいたい、僕がそんな理由で納得するわけないでしょ」
「う…たしかに乱暴なこじつけだよな。俺の自己満足だし、ホント勝手だと思う。だけど、
お前を退屈にしないから。
な?」
「…なにそれ」
「えへへー。最良の解決策(?)だろ」
「どこが。っていうかむしろ全然帳尻合わない気がするんだけど」
「なぬ!?じゃあ不足分は愛の言葉を囁いて─」
「変態外人!」
ペシッ
「二度も打ったね!?パパンにも打たれたことないのに!!!」
「…あなたって……ホントいらない日本語ばっかり知ってるよね」
「そう?」
照。
「いや、別に褒めてないから」
「そう…」
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