異界の物語

□第一章・神の選択・悪魔の宴(前編)
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WORLD【第一章】


ここは、銀河の果てといわれている太陽系より遥か彼方にある星。この星の大陸の
ほとんどが大自然に囲まれた豊かな世界・・・文明はほとんど発達していないが・・・
その代わりに人々はティクタース(魔法・法術)という力を使う事ができる。その力は
小学部から高学部までの間に習う必須科目でもあるからこの世界の人々にしてみたら
特別すごいわけでもない・・・もちろんの事ながら、ティクタースのレベルによっては
王宮に仕えるのも夢ではない。いわば勉学のひとつなのだ。ヴァーナル(人間)・
ヴィリオ(化身)・アマラザイン(妖精)・トゥーゴ(動物)・・・シアリューフ(神)
と神に仕える者のメナーディア(聖天使)・・・そして、この星の生き物たちを脅かす
存在・・・ディーネス(悪魔)が存在する。シアリューフ(神)が張った結界によって
ディーネス(悪魔)は人たちが住む域には入って来れない様になっていた。しかし、
シアリューフ(神)は長年、ディーネス達(悪魔)の侵入を阻止しつづけてきた
せいか・・・次第に力が弱くなってきていた・・・・・話の舞台となるのは南の国
『フェニック大陸』。この世界の大陸は、全て形・面積が同じでそれぞれの大陸には
シアリューフ・・・『神』がいた。南の国には知識の神『聖王神君』がいるといわている。
世界には4つの大陸が在ると言ったが、実際には6つある。神がいる4つの大陸と、
神しか入れないと言われる4つの大陸の中心にある一つの大陸・・・それと、
フェニック大陸の更に南西の方角に『ディーネス』(悪魔)が住んでいると言われる
大陸がある。南の国『フェニック大陸』は最もディーネス(悪魔)の大陸に近いの事と
神の力が弱くなった事が原因で結界を破りディーネスがヴァーナル達の住む域に侵入
してきていた。人々はその事に気づかなかった。気づいたころには・・・



ディーネスは大量に進入してきた後だった・・・



・・・時は、5027年、レグリウス暦34年フェニック大陸の王宮・・・



セレフィス・「あ〜あ・・・やんなっちゃうわ・・・今日も王位継承式の予行練習?」

ゼルフォン・「しかたねーだろ?姉さん・・・姉さんは次のフェニック大陸を治める
国王になるんだから・・・父上が姉さんを『次の王にする』なんて
突然言い出すから・・・まだ早いんじゃないか?だって姉さんまだ
      17歳だろ?17歳で王になるだなんて・・・フェニック王国始まって 
以来・・・王位を継承した最年少記録が19歳なんだから・・・。
姉さん、記録更新したな・・・」
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