Novel
□ポケダン4
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「…飛込もう、滝に」
「本気で言ってんの?もしそれで…それでなにもなかったら、ペシャンコだよ?」
「……」
「…わかった。ボク信じる。タツヤを信じるよ」
「怖がっちゃダメだ!飛込むなら本気で飛込まないと。中途半端で飛込んだら、それこそペシャンコだ!」
「よし、準備はいい?」
「ああ」
「じゃあいくよ!…1、2、サンッ」
「ハアッ!」
そしてオレ達は滝に突っ込んだ。
バタン
………………
…………………
「いってぇっ。ヒロ、大丈夫か?」
「ボク、生きてる?」
そこには、今にも泣き出しそうなうるうるな目をしたヒロがいた。
「な、泣くなって」
「グスン、泣いてないよ」
「まあいっか」
「それより本当にダンジョンがあったなんて…信じられない…」
「あったんだからいいだろ現にこうやって生きてるんだし」
「うん。さあ、行こう滝壺の洞窟に」
「なっ調子イイなぁ」
オレ達はダンジョンに入って行った