Novel
□新たなちから
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「さあ行こう」
「はい。はやくみつけないとヤバイですね…」
オレ達はどんどん進んでいく。
しばらく進むと何もない広い場所に出た。いや何もないかと思ったら、中央に何か箱の様なものが置いてある。そばには走っていくとちゅう、なにかまるい円盤の様なものを発見した。
「なんだこれ」
「ああ、それは技マシンですよ」
「技マシン?」
「なんだそれ」
「これを使うと一瞬でわざをおぼえられるんですよ」
「へえ、すごい、なつかってみるか」
そういって、ディスクに触った。途端に鋭いひかりが脳にかけあがってくる。
ディスクが教えてくれる、新しいわざの使い方。右手に意識を集中すると黄色いビームソードの様なものがてにおさまった。
「すごい…」
二人は唖然とした。しかし、二人が唖然とした理由は違う。オレ自信、技の凄さに驚いた。しかし、ラティオスは、技が普通とちがうのに驚いたのだ。
「こ、これは!?確かこの技マシンはすいへいぎりのはず。このわざは腕などを鋭くして切りつけるはず…なのに、武器を形成することができるなんて…」
「何!普通とちがうのか?」
「はい。しかし、こちらのほうが有利でしょう。普通の場合は技を出すときいちいちPPを消費しますが、こちらの場合はいちど発動すればずっと継続できるようです。」
「しかし、こんな事は千年に一度あるかないかですよ」
「なるほど…おっと…任務を忘れるところだったな」
オレ達は箱にちかずいていった。よくみると箱の様なものはスーツケースだとわかった。箱を開けてみると液晶のうえでデジタルな数学が単調にときを刻み続けていた。
「…これか」
「早いとこ壊しちゃいましょう」
「まて。よくみろ。この先にわっかが繋がっているだろう。そのわのなかにわにあたらないギリギリの太さの棒が糸で吊してある。つまりへたに衝撃を与えると棒が揺れてわに接触しドカンだ」
「うっ…じゃあどうすれば…」
「ここに1から9まで書かれたボタンがついている。そしてここには48と表示されている。つまりこのボタンを使って48になるように入力するば、たぶん止まる」
「クックックッ。そのとうりだよ。ただ、そんなことは、させない。必ず爆破させてやる。」
突如後ろから声が聞こえた。すかさず振り返ると、マニューラがいた。
「なんだお前、どこから湧いてきた?」
「フン、失礼ね。私はあなたを阻止しにきたの。」
「フン、無駄だ。止めてみせる!」
「ならちからずくでやめさせるわ」
「フン、出来るもんならやってみろ!ラティオス!おまえは、爆弾を見張ってろ!」
「シャドーボール!」
「すいへいぎり!」
オレはすいへいぎりを発動した。すると、さっきとは違う、青色のビームソードが出てきた。そのビームソードでシャドーボールを叩き切った。まっぷたつにきれたシャドーボールは凍って砕け散った。そのままそのいきおいでマニューラに切りつけた。
「くっ!なんだ今のは!」
「フン、お前に教える筋合いはない」
無表情で答えた。よくみるとマニューラの切り口は凍っていた。
「不思議な能力を使う元ニンゲンのポケモン…さすがに強いな。」
「!元ニンゲン!?」
ラティオスが反応した。そう言えばかれにはまだはなしていない。
「シャドークロウ!」
「くっ!」
ソードで弾く。乾いた金属音がなり響く。
「食らえ最大元解放!」
ソードの周りを覆っていた、オーラの光が激しくなった。
左手に意識を集中したら、左手にも、緑色のソードがでてきた。