Novel
□ Do not carry it on its back alone.
It is the friend of that purpose…
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『次できめる!』
タツヤはそう言うと水平切りを二本とも垂直に構えた。そしてなんと、黒い水平切りで、白い水平切りを砕いた。すると白い水平切りの刃は粒子状になり辺り一面にひろがる。
『!?…………………なにをしている?血迷ったか?』
『見て分かんないか?砕いたんだよ。お前を倒すためにな』
『この私を倒すだと?クックック、本気で攻撃しても、この程度の貴様がか?笑わせるな!』
『フン、今に見てな。行くぜ』
タツヤがそう言い終わると辺り一面に風がまい起こる
『舞い乱れろ……乱舞、霧風!』
突然、風が強くなり、グラスを包み込む。すると
ぐわぁぁぁぁあああ!
粒子の渦の中からグラードンの悲鳴が聞こえてきた。
「タツヤ!どうなってるのあれ?」
『あれはな、刃を粒子化して白い水平切りはエスパータイプだから念力であれを動かしてるんだ。粒子でも刃の一部たからな。当然、当たったら切れるぜ』
「危なすぎ…」
悲鳴がやんだ。すると渦もやむ。そして、中からは全身切り傷だらけグラードンが出てきた。
「ほぼタツヤ一人で倒しちゃったね…まあいいや。行こう、奥に」