Novel
□戦い
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「マジかよ。あのヤローヤ」
「とにかく、お前に恨みを持って襲ってくる可能性も十分に有り得る。今後気を付けるんだな」
「ああ、分かった。」
昨日捕まえて次の日脱走とは、あり得なさすぎる。どうかんがえても裏で何者かが手を引いてるとしか思えない。
「匂うな。ちょと捜索に行ってくる。今日の仕事、俺はパスな」
と言って出口に向かって歩いていこうとした。
「分かった。ヒロ達には私から伝えておこう。」
後ろから聞こえたぺラップの返事にタツヤは安心し、ギルドを後にした。
キン!
ガキン!
昼、
タツヤは海辺で何者かと戦っていた。
よく見ると相手はゴルダックだ。
話は一時間前にさかのぼる。
タツヤは1人で探索を続けていた。しかしこれと言って思い付くあてもないので浜辺にきたのだった。
タツヤはとりあえず、昨日刹那が飛び出してきた場所を中心に散策していた。
しかし、何も見つけられないまま、時間だけが過ぎていく。焦っていると、後ろから声を掛けられた。
「すみません、タツヤさんですか?」
「ああ、そうだが…」
「そうですか…
」
彼は悲しそうに言った。
そして次の瞬間、タツヤに攻撃を仕掛けた。
「なっ!?」
持ち前の運動神経でタツヤは何とか交わした。
「あなたに恨みはない。たが、家族の為には……」
「何?」
「咲き誇れ、水花!」
とそのゴルダックが叫んだ。すると彼のてに見慣れた剣が現れた。
「水平切りの使い手か…ならこっちもだ!我は切る、故に我れあり!神ノ剣!」
俺の本当の水平切りの名前は神ノ剣(クラウンソード)と言うらしい。けつがてんしょうとは、様々なタイプの剣を出すことを指すらしい。この前、無に教えてもらった。
「え!あなたも…でも、負けるわけには…」