□旅人
1ページ/1ページ

足音で刻む日々
歩幅は縮む
大きければ大きい程
僕らは夢を睨む
悲しみは輪をかけて
明日への道をなぞる
ぼやけた視界で生き急ぐ
それもまたいいね
明日を夢見る僕らの手から
何かがすり抜けて行く
生きられるなら飛べるなら
ただただ楽しい日々をねだる

回る回る僕は無視して明日をねだる
涙に変える余裕も無くまた一人
生きる
回る回る僕は無視して明日をねだる
明日も明後日も僕は誰だ?と
日々は追い越して行く

日々の縺れか晴れぬ闇
聞こえないフリをしてる
遠巻きに人を見ては
吐き出す言葉は一緒
自由や幸せを叫ぶ今
死んじまった方が世のためか
何もしねぇなら夢も希望も無えようなもの

歌なんか歌っちゃってリアルなキリギリスだね
夕日が沈む頃だね
あの娘が帰る頃だね

回る回る僕は無視して明日をねだる
涙に変える余裕も無くまた一人
生きる
回る回る僕は無視して明日をねだる
明日も明後日も僕は誰だ?と日々は追い越して行く

僕らは旅人
生きられるなら
過ぎる明日をさらおう


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ