献上小説置き場2

□新たな心配
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「ちょっ、ザンザス??!!」
 
あれからツナは無言のままのザンザスに手を引かれ、家ではなくヴァリアー邸へと連れて来られていた。
いくら呼びかけても応えてくれないし振り向いてくれない。
 
いつものザンザスの部屋へ来ると、やっと腕を解放された。
 
 
「ザ、ザンザス…?」
 
「……来い」
 
「へ?」
 
怒っているのは明白だった。
ツナはおとなしくザンザスについて行く。
 
すると風呂場へ入った。
以前はシャワーのみだったが、ツナが浴槽も欲しいというとなんと次の日には浴槽が取り付けられていたのだ。
というか私室にシャワー室だけでもすごいだろう。
 
 
 
脱衣所に入ると、ザンザスはいきなりツナの服を脱がしにかかった。
 
「ザンザス?!」
 
「脱げ」
 
「何で?!」
 
「風呂入るからに決まってんだろ」
 
「何で今……」
 
そこでツナは気づき、おとなしく脱ぎ始めた。
 
やはりザンザスは怒っているのだ。
これ以上ない程に。
 
 
 
ツナが脱ぐとザンザスも脱ぎ始め、2人でシャワーを浴びた。
 
 
「ちょっとザンザス、そこばっかり……」
 
シャワーの中で、ザンザスはツナの身体を洗い始め、特に乳首を執拗に擦った。
 
「ここをアイツに触らせたのか?あ?」
 
「ザンザス……ンァアッ」
 
ペロペロと舐められると、先程とは違って不快感はなく快感だけがゾクゾクと身体を痺れさせる。
 
するとザンザスは今度はツナの下半身に手を伸ばした。
 
「ここはどうだ?もう少しであんなカスに見せるところだったんだろ」
 
「それは………アぅっ…舐めないでぇ!」
 
シャワーの刺激で反応しかけていたペニスがみるみると勃ち上がる。
 
「ザン…ザス……っや、ソコは……」
 
裏筋をツツ…と舐めると、ツナは呆気なく精を吐き出した。
 
 
 
足に力が入らなくなり、とうとうザンザスに寄りかかる。
そんなツナを支え、ザンザスは今度は秘部に指を持っていった。
 
ツプ…と音がしてすんなり入る。
 
「ン……」
 
2本、3本と増やしていくと、指を中でかき回した。
じゅぷじゅぷといやらしい音が風呂場に響く。
 
「はァッ……ァアァ…」
 
ツナのペニスは反り上がり、我慢出来なくてそれをザンザスの足に擦りつける。
見れば、彼のペニスも天井を向いていた。
 
「はァあああッ……もっ、イキた………ッ」
 
だがザンザスは突然指を抜くと、一歩退いた。
 
「え……?」
 
刺激が全てなくなり、ツナは涙目で見上げる。
すると無理矢理お湯の張った浴槽に入れられた。
ザンザスが座る上にツナが乗っかる形になる。
 
まだイってないし、イケそうでイケないのが辛い。
自分のモノを扱こうとしたがそれは却下された。
 
 
「ザンザス、もっ……きて…」
 
お尻の穴がヒクヒクしている。
すぐ傍にあるものを欲している。
 
 
「自分で挿れてみろ」
 
「えっ……」
 
出来ない、と目で訴えるが、目で断られた。
有無を言わさぬ瞳。
 
ツナはそろそろと自分の秘部に指を挿れた。
そしてほぐれているソコをさらに広げる。
 
「お、お湯が……ァン」
 
お湯がどんどん入ってきて、ペニスもそろそろ限界だ。
 
「ほら、来いよ」
 
「ン……」
 
すっかり勃ち上がっているザンザスのペニスを、ツナの後孔がゆっくりと飲み込んでいった。
お湯の力もあってか、いつもより早く楽に挿入される。
 
奥まで完璧に挿入され、半端な刺激がキた。
 
 
「ザンザス、まさか……」
 
「あぁ、自分で動いてみろ」
 
「っっ……」
 
これまたやるしかない。
ツナは浴槽の底に膝をついて、ゆっくりと腰を浮かす。
そしてまた奥まで突くように腰を沈めた。
 
「はぁっ……アァァッ…」
 
ハマったのか、夢中でそれを繰り返す。
 
だが、ツナには1つだけ気になる事があった。
 
 
「ザンザスっ……」
 
「ッ…あ?」
 
「キ……」
 
「キ?」
 
「キス……して…?」
 
そう、まだしていなかったキス。
 
ザンザスは口元を上げると、とろけそうなツナの唇を奪った。
 
「んふ……」
 
ツナは自分の中で彼のペニスが大きくなるのを感じ、さらに夢中で腰を動かした。
 
 
「もっ……イクぅ……」
 
「ッ綱吉……」
 
ついにザンザスがツナの腰を掴んで持ち上げ、思いきり落とす。
その衝撃で、2人はほぼ同時にお湯の中に白濁を放っていたのだった。
 
 
 
 
 
 
 
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