献上小説置き場2

□新たな心配
4ページ/5ページ

 
ザンザスはのぼせたツナを広いベッドに寝かせ、自分も横に座った。
 
「綱吉、大丈夫か?」
 
「……暑い…」
 
「あれだけヤったからな」
 
「っっ言うな!」
 
すっかりいつものザンザスに戻っていて、ツナは内心ホッとしていた。
 
 
 
 
「……ザンザス」
 
「あ?」
 
「ごめん…ね」
 
「……あぁ」
 
ツナはザンザスと関係を持つようになってから、明らかに色気が出てきた。
それは本人以外わかっていた事だった。
だからザンザスは心配だったのだが、何せ本人に言っても「俺が?まさかぁ。大丈夫だよ」なんて言って警戒心ゼロだったのだ。
 
 
「もう少し気をつけてれば良かったね…」
 
「これ以上は俺の怒りももたねぇぞ」
 
「うん………ねぇザンザス?」
 
「何だ」
 
「ありがと、助けに来てくれて」
 
「……あぁ」
 
 
 
 
結局この後ツナはちゃんと家に帰り、何故か何でも知っているはずのリボーンに尋問された。
どうやら学校には来ていなかったらしい。
 
 
次の日、立川はツナに謝り、この件は解決した。
 
だが、ツナを狙っているのは彼だけではなく、これからも波乱は続きそうな予感なのであった。
 
 
 
 
 
 
→後書き
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ