献上小説置き場2
□新たな心配
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ザンザスはのぼせたツナを広いベッドに寝かせ、自分も横に座った。
「綱吉、大丈夫か?」
「……暑い…」
「あれだけヤったからな」
「っっ言うな!」
すっかりいつものザンザスに戻っていて、ツナは内心ホッとしていた。
「……ザンザス」
「あ?」
「ごめん…ね」
「……あぁ」
ツナはザンザスと関係を持つようになってから、明らかに色気が出てきた。
それは本人以外わかっていた事だった。
だからザンザスは心配だったのだが、何せ本人に言っても「俺が?まさかぁ。大丈夫だよ」なんて言って警戒心ゼロだったのだ。
「もう少し気をつけてれば良かったね…」
「これ以上は俺の怒りももたねぇぞ」
「うん………ねぇザンザス?」
「何だ」
「ありがと、助けに来てくれて」
「……あぁ」
結局この後ツナはちゃんと家に帰り、何故か何でも知っているはずのリボーンに尋問された。
どうやら学校には来ていなかったらしい。
次の日、立川はツナに謝り、この件は解決した。
だが、ツナを狙っているのは彼だけではなく、これからも波乱は続きそうな予感なのであった。
→後書き