献上小説置き場2

□昔の敵は未来の恋人
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そしてやっと戻った中学生の山本。
見慣れたツナの部屋を見て安心する。
 
 
「山本!?大丈夫だった!?」
 
ツナが心配そうに駆け寄る。
気づけば、どういう訳かツナの部屋のドアのすぐ近くに立っていた。
 
話を聞くと、10年後の自分がやってきて、ここが10年前だと知ると突然慌てて飛び出して行ったそうだ。
なんでも「今なら幼い姿が見られるかも!!」とか叫んでいたらしい。
誰のだかは知らないが。
そしてしばらくして戻って来たのだそうだ。
「……10年も違うと使えねぇ…」とか言っていたらしい。
そこで10年バズーカの効力が切れたのだ。
時間が5分ではなかったのは、やはりランボが転んだ時に10年バズーカにひびが入ったのが原因らしかった。
 
 
 
「山本、向こうで誰かに会った?」
 
「獄寺に会ったのな!」
 
「それだけ?」
 
「ん〜〜……それだけっ」
 
「そっか」
 
スクアーロの事は何故だか内緒にしたい気分だった。
そして、早く剣で戦いたいなぁと口の端を上げる山本だった。
 
 
 
 
ちなみに10年後の山本が取った行動とは、過去だとわかり幼いスクアーロの姿を見たくて慌てて家に帰ってパスポートを見つけたが、10年前の自分の写真では使えないと思いがっくりして戻って来た、という事だったそうな。
 
 
 
 
 
 
 
 
→後書き
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