献上小説置き場3

□ダブルデート
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夕方。
そろそろ夕飯かというところで、ザンザスはツナを抱え上げる。
 
「はっ!?何!?」
 
「おおかたそろそろ逃げようと思ってたんだろ?」
 
「にっ………逃げないよっ!!」
 
今まさに、逃走計画を立てていたところなのだが。
 
「今日はベルのデートコースに従うんだからな」
 
従うって!!
まさかザンザスの口からそんな言葉が出てくるとは思わなかった…。
 
ツナは観念し、それでもこの抱え上げられた状態だけはどうにかやめるよう言うのだった。
 
 
 
「じゃあな〜ツナ〜!」
 
それを笑顔で見送る山本。
それからスクアーロに「俺らもホテル行くか!」と爆弾発言をかます。
当然、へタレなスクアーロだがアセアセしながらも差し出された手をとった。
 
 
「………で、ホテルで何すんだ?あ、温泉か!?」
 
「………………」
 
あまりに天然すぎる恋人に言葉を失いながらも、やっぱりそんなところが可愛いと思ってしまうスクアーロなのであった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
→後書き
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