献上小説置き場3

□濃密初詣
2ページ/3ページ

 
 
 
「………で、この状況って何…?」
 
「あ"?」
 
何?と聞いたのは当然で、帰ってきたと思ったら山本はスクアーロにベットに押し倒されていた。
そして帯を解かれていく。
 
「スクアーロッ…まだ昼過ぎ……」
 
「構うかぁ。おまえがエロいのが悪ぃ」
 
「へ?」
 
そう言いながらも、すでに帯は脇に置かれ、頼りない数枚の布だけが彼女の身体を隠す。
どうせ着物もすぐに脱がされるのだろうと思ったら、どうやら着物は着たままヤる気らしい。
フロントホックのブラジャーをパチンと外され、勢い良く大きな胸が現れる。
 
「何だぁ?そっちもヤる気じゃねーかよぉ」
 
「えっ……」
 
「ココ、尖って真っ赤になってるぜぇ?」
 
「ッ………」
 
触られてもいないのにプツリと主張する2つの突起。
山本は恥ずかしさに着物で隠そうとするが、それは敵わなかった。
なんと、腕を頭の上でくくられてしまったからだ。
しかも帯の下で結んであった布で。
 
「ちょっ、スクアーロ!?」
 
「こうでもしねーと隠すだろぉ?」
 
「そりゃ隠すって……ンぁっ……」
 
ペロリと右の突起を舐められ、身体に痺れが走る。
左の突起は指でクリクリとこねられた。
 
「まっ…待って、スクアーロ…っ」
 
「……あ"ぁ、わかってる」
 
そう言って、スクアーロは一旦手を止めてキスをする。
山本は嬉しそうにそれに応えた。
 
いつもそうだ。
こういう事をする前にキスをする、それが習慣になっていた。
 
 
スクアーロはキスを唇から首筋へ、そしてまた胸へと戻していく。
両腕が上げられている為、突起はいつもより上を向いていた。
 
「ヤッ…そこ…っ」
 
スクアーロは、山本が足をもじもじし始めた事に気づく。
だがまだ下には触れようとしない。
待っているのだ、彼女からねだる事を……。
 
 
「スクアーロ、これ外してッ」
 
山本はもがく。
腕を縛られていては何も出来ない。
 
「隠すだろぉ」
 
「隠さないからっ、な?」
 
上目遣いで頼まれ、やはりスクアーロは彼女の両腕を解放した。
 
両腕が自由になった山本は、早速起き上がってスクアーロの腰紐を解く。
そして彼の半勃ちのモノを咥えた。
 
「っ!!??」
 
さすがのスクアーロも驚き思わず退こうとするが、足を捕まれた。
 
乱れた着物を微妙に着て自分のモノを咥える恋人は、半端なく色っぽかった。
青い着物の色も大人っぽさを増徴させる。
 
「ん……ふく…あーお……」
 
「ッ…咥えたまま喋るなぁ」
 
そしてスクアーロは山本の腰を持ち上げ、自分の方へ足を持ってきた。
いわゆる、69という体勢だ。
 
「ちょっ、スクアーロぉ!?」
 
「ほら、舌動かせぇ」
 
「んっ………ンンッ!!??」
 
スクアーロは彼女の双丘の割れ目に舌を入れ込む。
山本の足はガクガクと震え、舌を動かす余裕などなかった。
 
だが、山本がスクアーロのモノを咥えた行動の意味は、早く下も触ってほしかったからなのだ。
まさかこんな格好までさせられるとは思わなかったが。
 
 
だいぶ濡れてくると、スクアーロは彼女の中に指を入れる。
そしてぐちゅぐちゅと動かした。
 
「っ〜〜〜!」
 
「そろそろ、いいかぁ?」
 
ずりゅ、と指を引き抜くと、物足りなさに内壁がヒクヒクと疼いている。
それに口の端を上げ、スクアーロは山本を仰向けに寝かせるとゆっくりと自身を挿入した。
 
「んぁ……っ」
 
ずずず…と熱いモノが入ってくる。
 
「武ぃ……動くぞぉ?」
 
「やっ、待っ……」
 
だがスクアーロもこのままでいるには辛すぎた。
早く動きたい。
 
「武ぃ……」
 
山本は涙でぼやけた視界で近くにいる恋人の顔を見る。
辛そうな、苦しそうな表情だった。
 
「スクアーロ…う、動いて…」
 
「っ…あ"ぁ、すまねぇ…」
 
そしてゆっくりと抜き挿しを始める。
 
「ンッ…アッ…スクッ…アー…〜ッ」
 
律動により、山本の豊満な胸が上下に揺れる。
接合部分からは蜜が溢れていた。
 
「ッ!」
 
ヤバイ、とスクアーロは自身を抜こうとする。
だが山本が腕を掴み、言った。
 
「抜か……ない、で……」
 
「なっ…」
 
「ナカに…出してっ!」
 
「ぶっ…」
 
思わずその台詞でイきそうになり、スクアーロはぐっと堪える。
だが、このまま中に出す訳にもいかない。
彼女はまだ学生だ、危険もある。
 
迷いを振り切るようにスクアーロが一際強く突くと、山本は絶頂を迎えた。
そしてキュウゥと自身を締め付けられる。
 
「うっ…」
 
その締め付けに耐えきれず、スクアーロは彼女の中へと精を放った。
 
 
 
 
 
 
 
「はぁ…はぁ…」
 
「はぁ"……武ぃ…」
 
「ん……?」
 
「今日は…どぉしたぁ?」
 
「今日は多分、大丈夫だと思ったし……スクアーロを感じたかった、から……」
 
語尾が小さくなる。
そして山本は枕に顔を埋めた。
 
 
「武ぃ!」
 
「わっ」
 
「可愛すぎだぜぇ……」
 
スクアーロは裸のまま山本を抱きしめる。
そして……第2ラウンドが始まるのだった。
 
 
 
 
 
結局、夕方までベットの上で過ごした2人。
初めて共に迎えた元旦は、とても濃くて幸せなものになったのであった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
→後書き
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ