CP,all

□それって、ひどくね?
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テスト期間中、ということで俺の家で勉強することになった。
明後日に迫っていて、しかも初日に古典と数Aがある。
俺は古典を教えてもらう代わりに数学を教えている。
数十分前に質問されたきり何もないのだけれど。
栄口は黙々とプリントを解いている。
実はわからないところを訊きたいのだが、あまりにも真剣にやっているから声をかけられない。
だからこうして見ているわけだが、これって結構怪しいよな。




早く気づいてくれないかな・・・・・・




「・・・水谷?あっごめん、どこ
が分かんないの?」

「えっ?・・・っと」




俺が驚いてどうするんだよ。
とりあえず、わからないところを訊こう。



「ここなんだけど」

「そこ、中間の時も教えたんだけど」

「あっ・・・!!」

「思い出した?」

「・・・はい」

「よし、じゃあ水谷」





そう言って栄口は鞄の中から何かを取り出した。




「トランプ?」

「そ、息抜きにババ抜きでもやらない?」




このときの栄口は黒い笑みを浮かべていた。
もしも断ったら、俺の命は今日までだ。
この手のゲームはものすごく弱いから、本当はやりたくない。
だけど怖いからやらざるを得ない・・・・・・






「ただやるだけじゃ面白くないから、罰ゲームありにしよっか」

「・・・えっ?!」

「もし俺が勝ったら・・・俺の言うこときいてもらうよ?」






俺はただ頷くことしかできなかった。
逆らって何かされるよりは、まだ罰ゲームを受ける方がマシだと思ったからそうした。



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