書物
□クルシミマス
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寒さが身に染みる今日この頃。季節は秋から冬の色へと変化する中、街中ではクリスマス一色に染まりイルミネーションやらの飾り付けで街に華やかさが増している。
ここ万事屋でも、神楽や新八が部屋の飾り付けを夢中でやる中、銀時は相変わらずジャンプを広げソファーの上でうつぶせている。
「銀さんも手伝って下さいよ!!」
「やだよぉ〜何でうちでクリスマスパーティーなんかすんだよ!?」
恋人達の甘い夜を何で皆でやらなきゃなんね〜の!!
昨日めずらしなく、高杉からの連絡に『今日来る』と言われ、浮かれ気分も束の間に新八達に『クリスマスパーティーをやる』と告げられてしまった。
「良いじゃないですか!!姉上と…何故か真選組の方々も来るそうですが…」
「はぁ!?んなの聞いて無いよ!!銀さんは!!」
「僕だって、ビックリですよ!でも近藤さんがどうしても来たいって…」
ちょっちょっちょっと!!マジでか!?マジでなのか!?高杉来んのに、それはマズいって!!オイ!!
そんな銀時の心情など知ってか知らずか、飾り付けを進める新八と神楽。