書物

□教育指導
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桜が舞い散る季節…
毎年行われている、いつもと変わらない銀魂中学の『入学式』の中で、俺は一人の生徒に目を奪われた…

フワフワの銀髪頭で赤い瞳…
餓鬼のくせに何処か色香を漂わせる生徒…





あの出会いから、既に2年が経ち、毎年、学年主任を任せられおまけに3年Z組の担任の俺事、高杉晋助は『生徒指導』と言う名目で、今日もアイツを呼び出していた…


ガララララララ…

「今日も呼び出し?もう、勘弁してよ〜!!」

気怠そうな態度で体育準備室にやってくる俺のクラスの銀時は、口にチュッパチャップスを加えながらソファーベッドに腰掛けた。

「テメェが、ちゃんとに規則守らねぇからだろ?」

「だから、これは全部地だって言ってるじゃん!!」

毎回の小言にウンザリな態度をとり、ゴロリと寝そべると視線を絡ませてきやがる。

「なぁ!ここちょっと熱くない?」

まるで、誘惑する様な目線を送り片手でYシャツのボタンを外すと、パタパタと扇ぐ。
全く、餓鬼の分際で何処で覚えて来たんだか…

「ちったぁ、先生に対する言葉使い治してやらねぇとなぁ?」

ゆっくり覆い被さり、口に加えている飴を取ると唇を重ね舌を侵入させた。その行為に待ってましたと言わん許りに舌を絡め、首に腕が回される。
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