書物
□淫乱なペット
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両親が再婚してから、半年が過ぎ、銀時を初めて犯したあの日から、毎夜俺は銀時の自室に足を運ぶ様になった。
そして今夜も…
『淫乱なペット』
静まり返る家の中、足音を立てる事無く、愛しいアイツがいる部屋のドアを開け中を確認する。そこには、ベッドの上で布団にくるまる銀時の姿があり、俺は静かに歩み寄った。
「銀時…来たぜ?」
布団にくるまる銀時の肩を掴み声を掛けると、ビクッと反応を見せる。
起きているのだと言う事が分かれば、自然と口角も上がる。
「…いい加減にしろよ!晋助!!」
皆が寝静まっているせいで、大声で怒鳴る事も出来ない銀時に、俺の嗜虐心に火が付いた。
「んな態度取って良いのかよ?」
くるまる布団を引き剥がし、ベッドに仰向けに押さえ付けると、その柔らかく薄いピンク色の唇を塞いだ。
「んんっ…んっ!」
かたくなに口を開かず、銀時の首が横を向いた瞬間、互いの唇が離れてしまい、俺は少しイラッとしてしまう。
「相変わらず、まだ納得してねぇって訳かよ?だったら、体はどうかな?」
「本当にっ、マジ止めろ!!目ぇ覚ませ!!」
暴れる銀時の両手を片手で押さえ付け、パジャマの胸ポケから小瓶を取り出し、銀時に見せつけた。