書物

□その後の二人
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「ぁあっぁッ…あッ…ん…」

前立腺にバイブが強く当たる様になり、強い快感が銀時の体を支配する。

ウィンウィンとうなるモーター音。終わる事の無い快楽地獄に、銀時の眼から涙が零れた。

「泣く程、気持ち良いのかよ。」

「…ざけん、なぁッ…」

潤む瞳で高杉を睨み付けるが、悪びれる様子も無く、再び銀時に挿さるバイブを手に持つと更に奥に挿し込んだ。

前立腺よりも奥に当たるバイブに、銀時の顔が酷く歪み、肉棒は前にも増して先走りが垂れている。強い射精感が迫り、銀時の腰が戦慄く。

「あぁあ゛あぁぁッ…で、るぅ…」

これでイってしまえば、この状態から抜け出せると、ためらう事無くベッドの上に精液を零す。
ところが、バイブの動きは一向に止まらない。
「…ちょっ、と…ぁあッ…イったんだ、から…ひゃうッ…とめ…」

「まだイケんだろ?出なくなるまで、そのままにしてやるよ。」

「なっ!?…ぁん…まっ、…あぁぁッ…」

銀時の制止も聞かず、高杉は部屋を出て行く。一人取り残された銀時は開放されない快楽に飲み込まれる中、絶望にうちひしがれ、それとは別に体は次の絶頂を迎え入れようとしていた。
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