日向 ぼこ
□ЯΛΙＶＵ［ﾗｲｳﾞ］〜高校生編一学期
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キーンコーン________
今日も何事もなく、一日の授業が終わった。
入学してからもうすぐ一ヶ月。
この生活にもだいぶ慣れてきた。
「山上さん。今日、放課後ヒマ？」
クラスメイトの入江 さえ(ｲﾘｴ ｻｴ)が聞いてきた。
「ごめん。今日は用事が･･「ねぇ！校門にかっこいい他校の男子がいるって！」
私の台詞を遮り、誰かが叫んだ。
みんながざわついている。
窓から身を乗り出し、そちらのほうを見ようとしていた。
こんなざわつき方を私は何度も経験した憶えがある。
私はみんなのすき間から窓の外を見た。
そこには大きな女子のかたまり。
ちらっと見える黒い学ラン。
一人ではないようだ。
まさかと思い、私は友達と別れ外に出た。