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□きっかけは、遺留品
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「………む、むむぅ……」「冥ちゃん、何してるんだい?」
「!!!」

ピシィ!

「あだっ!!」
「な、な、成歩堂龍一ッ!!な、なぜあなたが!!」
「法廷じゃないんだから ムチはやめないか……?」「し、質問に答えなさいッ!!」
ムチを構えながら 冥が言った。
「いや、イトノコ刑事に 情報貰おうと 思って。
冥ちゃんは……」

ピシィ!!

「あたッ!!」
「な、馴れ馴れしく呼ばないでッ!!」
「わ、わかった!!……か、狩魔検事は…何を…?」
「べ、別に、何でもないわッ!」
「何でも?」
成歩堂は そこでニヤリと笑った。
「本当にそうかな?」
「な、何よ?」
「まず第一に、君は熱心に何かをしていた。僕が近づいても気付かない位にね。第二に、僕はよく、情報収集のためにここに来ている。君も それくらいは知ってる筈だ。なのに、僕が声をかけたら あんなに取り乱した。」
長々と異議をとなえ、成歩堂は またニヤリと笑う。「つまり、『何でもない』というのは 嘘」

パシィッ!! ビシィッ!!

「あだッ!!いたッ!! (に、2連発も……)」
「あ、相変わらず……! ただの想像じゃないの!!」



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