捧げもの
□ケープビーチでサーフィン
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「フォックス〜、待ってよ〜」
「寝そべってると置いていくぞ」
フォックスは寝そべっていたトリッキーを呼び寄せた。トリッキーはフォックスに遅れないように急ぎ足で走る。
「ねえフォックス、ケープビーチ行こうよ」
「何だ突然?」
「たまにはあそこで泳ぎたいんだ。フォックス、お願い」
トリッキーは頭を下げて言った。
「まあ、たまにはそういうのも良いな。よし、決定」
「ワーイ、フォックス大好き」
トリッキーはフォックスに飛びついた。そんな無邪気なトリッキーをフォックスはしっかりと受け止めた。