銀牙オリジナル小説

□聖★ワンコ(ジョン・赤虎・スミス)
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 初夏、それは夏の始まりを表す言葉である。まだ5月ではあるものの、気温は20度を超えて少し走れば汗が出てしまうほどだ。太陽が差し込むベランダでスミスは眠っているジョンと赤虎の代わりに洗濯物を干していた。カラッとした天気の今日は洗濯日和。乾燥機に入れれば数十分で乾くが洗濯物についた雑菌を除去することは出来ない。このように晴れてなおかつ湿気が無い時が絶好のタイミングなのだ。

「ジョンの奴、俺の服を派手に汚しやがって。まだビール臭いぜ」

 眠っているジョンを睨みながら愚痴をこぼす。昨日は3人で川にバーベキューをしに行っていた。
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