◇BL
□追い付けない背中
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空「オメェが大切だからだ」
え?
僕は顔を上げた
お父さんはどことなく照れくさそうに頭をかいていた
空「オラもまだまだあめぇなぁιハハッ(苦笑)」
飯「でも僕はお父さんに追い付けない…」
空「いいじゃねぇか、そんな事!」
お父さんは笑顔のまま僕の前に座った
空「いつか追い付くさ!」
飯「そう思うなら本気できてよ!!お父さんは…」
空「傷つけたくねぇんだ」
空「ほら、悟飯すぐ泣くだろ?オラそんな悟飯見たくねぇんだ。だからオラが甘いだけだ」
その優しさが僕には辛いんだ
ほんとにお父さんは…
飯「何もわかってないですね」
なんか飽きれてきた
自然に笑顔になった
そこまで考えてる自分が馬鹿馬鹿しくなった
飯「僕はもぅ子供じゃないんですよ」
ソッとお父さんの隣に腰を降ろす
空「さっきだって泣いてたじゃねぇか!」
飯「そっそれわ…//」
空「まだまだ子供だよ」
僕は欲張りすぎたのかな?
飯「でもお父さんに近付く敵は僕が絶対倒しますよ」
空「お、サンキューな!」
飯(きっとセルや魔人ブゥの事だと思ってるんだろうなι)
だからこそ僕は強くならなきゃいけないんだ
でも少しハードルを下げるよ
まずはこのポジションを奪われない事
お父さんの隣だけは絶対に守ってみせるよ
◆END◆