ノ-マル
□親の温もり
1ページ/2ページ
空「オラ、ほんとに父ちゃんソックリだなぁ」
バ「あぁ。そのマヌケ面を除いてはな」
数分前、頭にワッカをつけたオラの父ちゃんが現れた
あの世でお願ぇしてもらって少しだけ時間を貰ったらしい
確かオラもそんな事してもらったっけな
父ちゃんに会うのは初めてで、ビックリしたけどすぐ打ち解けた
空「なかなか天国もおもしれぇとこだろ?♪」
バ「フッ。あいにく俺は地獄だ」
空「Σえぇ?なんでだ??」
バ「罪のない人を何人も殺したからな」
空「父ちゃんもベジータみたいな事してたんか?」
悟空の顔が少しムッとなった
バ「それが‥俺の星のやりかただったからな」
空「父ちゃんはそれで良かったと思ってたのか?」
バ「気づいた時には、フリーザの前にいたさ。‥勿論、星もろともやられたがな」
悟空は黙ってバーダックの言葉を聞いていた
バ「‥だからカカロット。俺はお前に託した。必ず俺達のカタキをとってくれと‥」
バーダックはポンッと肩に手を乗せ「ありがとう」と笑ったが、パシッと悟空にはらいのけられた
空「わりぃけどオラ、カタキを取る為に戦ったわけじゃねぇ。守りたい者の為に戦ったんだ」
バ「‥‥守りたい者?」
空「オラは地球を守る為に戦った」
バ「あぁ‥この青い星は綺麗だな」
空「だろ?♪オラ地球のみんなが大好きなんだ!そりゃ中には気にくわねぇ奴とかいるけどさ‥」
バ「カカロット‥お前は頼もしくなったな。まさか息子に追い抜かれるとは‥(苦笑)」
空「頼もしくなったってオラの事全然知らねぇーじゃねぇか(ムスッ)」
バ「あぁ‥そうだな。寂しい想いをさせてすまなかった」
空「でも良かった!オラいっぺん父ちゃんと話してみたかったんだ♪」
カカロット‥‥
お前は本当に強い
伝説と言われたスーパーサイヤ人にもなり
誰もが恐れていたフリーザをも倒した
俺の誇り高き息子だ
だが、人一倍寂しい想いをしただろう
親の顔も知らず‥幼い子供がたった一人で、知らない星に飛ばされた
そこが‥地球で良かった