ノ-マル

□親の温もり
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空「オラ、ほんとに父ちゃんソックリだなぁ」

バ「あぁ。そのマヌケ面を除いてはな」





数分前、頭にワッカをつけたオラの父ちゃんが現れた


あの世でお願ぇしてもらって少しだけ時間を貰ったらしい


確かオラもそんな事してもらったっけな


父ちゃんに会うのは初めてで、ビックリしたけどすぐ打ち解けた






空「なかなか天国もおもしれぇとこだろ?♪」

バ「フッ。あいにく俺は地獄だ」

空「Σえぇ?なんでだ??」

バ「罪のない人を何人も殺したからな」

空「父ちゃんもベジータみたいな事してたんか?」

悟空の顔が少しムッとなった

バ「それが‥俺の星のやりかただったからな」

空「父ちゃんはそれで良かったと思ってたのか?」

バ「気づいた時には、フリーザの前にいたさ。‥勿論、星もろともやられたがな」

悟空は黙ってバーダックの言葉を聞いていた

バ「‥だからカカロット。俺はお前に託した。必ず俺達のカタキをとってくれと‥」

バーダックはポンッと肩に手を乗せ「ありがとう」と笑ったが、パシッと悟空にはらいのけられた

空「わりぃけどオラ、カタキを取る為に戦ったわけじゃねぇ。守りたい者の為に戦ったんだ」

バ「‥‥守りたい者?」

空「オラは地球を守る為に戦った」

バ「あぁ‥この青い星は綺麗だな」

空「だろ?♪オラ地球のみんなが大好きなんだ!そりゃ中には気にくわねぇ奴とかいるけどさ‥」

バ「カカロット‥お前は頼もしくなったな。まさか息子に追い抜かれるとは‥(苦笑)」

空「頼もしくなったってオラの事全然知らねぇーじゃねぇか(ムスッ)」

バ「あぁ‥そうだな。寂しい想いをさせてすまなかった」

空「でも良かった!オラいっぺん父ちゃんと話してみたかったんだ♪」







カカロット‥‥


お前は本当に強い


伝説と言われたスーパーサイヤ人にもなり


誰もが恐れていたフリーザをも倒した





俺の誇り高き息子だ





だが、人一倍寂しい想いをしただろう

親の顔も知らず‥幼い子供がたった一人で、知らない星に飛ばされた





そこが‥地球で良かった
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