ノ-マル
□カカロット
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天「兄ちゃん兄ちゃん!カカロットってなぁに?」
暖かい陽射しが差し込む昼間、悟天とトランクスが興味深々に父親の名前を聞いてきた
飯「父さんの名前だよ。ね、父さん」
悟飯は本を片手に、床に寝っ転がる悟空に話を振る
空「ん〜まぁな」
すっと体を起こし悟天を見た
ト「でもおじさんは孫悟空でしょ?」
天「そーだよ!名前が二つあるなんておかしいよっ!」
空「そんな事言われてもな〜ι」
飯「カカロットは父さんの父親が名付けたんだよ」
ト「じゃあ、悟空わ?」
空「じっちゃんが付けた名前だ!」
ト「そんなのアリ?ι」
空「アリだ!」
飯「‥‥‥ι(苦笑)」
普通はナシだ(笑)
天「じゃあさ!僕も二つ付けれるの?」
飯「それは無理なんじゃないかなι」
天「なんでなんでー?お父さんだけズルイよぉ」
ト「そういえばパパもカカロットって呼ぶよね!」
空「オラ地球で産まれたわけじゃねぇから産まれた星での名前なんだ!ベジータもそこで産まれたかんなぁ」
トランクスと悟天は首を傾げて「??」を浮かべた
この年齢では‥いや、急にこんな事を言われて理解できる者は居ないであろう
ク「悟空ー」
と、そこへ突然クリリンがやって来た
空「お!クリリンじゃねぇか!」
飯「あ、クリリンさん。こんにちわ」
ク「おう!ちょっと用事で近くまで来てたから久々に寄ろうと思ったんだけど‥早速集まってんな〜♪」
ト「ねぇ!クリリンさんはおじさんがカカロットっていうの知ってるの?」
ク「カカロット?あ〜故郷での名前か!」
天「ねぇ〜どうして名前が二つもあるの?」
ク「えっι?」
苦笑する悟空と悟飯を見て、ある程度の事を把握したクリリン
ク「ハハッ。つまりさ、犬を拾えば名前を付けるだろ?そんなモンだよ!」
ト.天「???」
ク「例えばだなぁι‥悟天が犬を拾って「テン」と名付けたとしよう!」
天.ト「うんうん(真剣)」
ク「だが、違う日にその犬をトランクスが拾い、名前は「トラ」と付けた!」
天.ト.空.飯「うんうん」
いつの間にか悟空と悟飯も真剣に聞いていた(笑)
ク「そしたらさ、悟天からすると犬は「テン」だがトランクスからすると「トラ」になるだろ?それと一緒だよ!」
ト「つまりおじさんは拾われたの?」
ク「そういう事だ!」
エッヘンと威張るクリリンの説明に、みんな納得したようだ