◇BL

□せめてもの願い
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天「ピッコロさんは兄ちゃんのドコが好きなの?」

ピ「全てだ」

天「(うわっよくもそんなストレートに言えるなぁι)ピッコロさんってさ、兄ちゃんと神殿の事しか頭にないよね!」

ピ「そんな事はない」

天「そんな事あるよ!」

ピ「ない」

天「ある」

ピ「他にもある」

天「とにかく心配な事は兄ちゃんと神殿だけだ」

ピ「そうだ」

天「…ほらね(ニヤニヤ)」

ピ(しまった!つい乗せられてしまった)




今日もこの様なアホな会話をしに、悟天が神殿に来ていた









ピ「悟天はどうなんだ」

天「何が?」

ピ「トランクスが好きなんだろ?」

天「違うよー!勘違いしないでよ!」

ピ「じゃあ誰なんだ?!」



ピッコロさんだよ


天「僕にはいないよ〜」


今までも、これからも


あなたが好きです


でも、これからもズット


これは誰にも言えない気持ち


ピ「そうなのか。俺はてっきりトランクスかと…」


天「トランクスくんは友達!」



ねぇ、うまく言葉にできないけど…

こうやって話すだけで僕幸せなんだ


強がる事が何度も苦しくなって…

伝えたい気持ちがいっぱいに溢れて…


伝えようとした時もあったけど




でも、僕にだってそれぐらいの事はわかるんだ


言ってはいけない事だって





ピ「どうした?」


すぐそうやって気づくよね

少しでも元気がなかったりしたら…

でも、僕の気持ちには気づかないんだね

きっと兄ちゃんに対してはもっと敏感なんだろうな


天「なんでもないよ!」


こんな事を考えてしまう僕って卑怯なのかな…?



ピ「悟天は最近毎日ココに来るな」

天「ピッコロさんが暇そうだから相手になってあげてるんだよ!」

ピ「俺は暇ではない//」

天「兄ちゃんの事考えるのに忙しいって?(ニヤ)」

ピ「…いや//////」

天「ピッコロさんって分かりやすすぎだよ!」

ピ「そ、そうか?//」

天「少しぐらいは隠そうとした方がいいよ」

ピ「何をそんなに怒っているんだ??」

天「ピッコロさんは大人なんだから、みっともないってアドバイスしてあげてんだよ!」

ピ「ガキにそんな事言われてもな…ι」

フンッとすねる僕をクスッと笑うピッコロさん







僕のせめてものお願い‥


これからも傍にいさせてください


◇END◇
 

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