◇BL

□悪くはない
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ピピピピ‥‥‥

いつもの様に枕元で目覚まし時計がなった

天「んん゙〜〜」

僕はグッと背伸びをして消そうとしたけど、その前に誰かが消した

まぁ予想はつくけど‥


飯「おはよう。悟天」

僕の隣で、爽やかな顔をしてニコッと笑うのは兄ちゃんだ

天「まただよ‥ιいつから居たの?」

飯「さっきだよ。一人だったら寒いだろ?」

ニコニコ笑ってるけど‥兄ちゃんの手、僕の大事なとこにあるんですけどι

天「兄ちゃん!」

やめて、と目で訴えながらキツク呼んだ

飯「クスッ。可愛いなぁ」

だけど、こうやってすぐ「可愛い」って話をそらしてくる


毎回の事だ


天「こんな事してたらいつかバレるよ!」

飯「誰に?」

天「お母さんとか‥」

飯「大丈夫だよ。」

なんでそんなに自信満々な笑顔で言い切れるのか、僕にはわからない

だってホントにバレたっておかしくないじゃん‥


飯「悟天‥」

兄ちゃんは僕の大事なところを優しく撫でてきた

一瞬、体がビクッてなったけど‥僕はこのまま流されない

天「‥やめてよ」

飯「やめない」

天「学校なんだけど」

飯「休日なんだけど」

天「‥‥‥‥‥」


あ、休日だったんだ

忘れてたι



天「朝食食べに行かなきゃ」

飯「今日休日だから母さんまだ寝てるよ」

天「‥‥‥トイレ行きたい」

行きたくないけど、もう言葉がない

飯「大丈夫だよ」

何が大丈夫なんだよ!

ホントに行きたかったら「大丈夫」なんかじゃ済まされないよι


天「‥兄ちゃん、やめて」

飯「もう、こんなに反応してるのに?(ニヤニヤ)」

天「‥‥///。し、しかたないじゃん!」

飯「クスッ。悟天‥好きだよ」








あぁ、ダメだ


やっぱり負けちゃう







ま、こうやってしつこい兄ちゃんも


結局は流されちゃう展開も




悪くないけどね



◆END◆
 

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