◇BL
□‥記憶‥
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悟天の攻撃はいとも簡単に避けられ、足を掴まれた
飯(ほらι父さんに勝てるわけないじゃないかι)
空「よし!行くぞ★」
天「…くっそぉぉ!離せよバカ!今のはたまたまだ!」
空「オラから逃げてもいーんだぞ?」
悟空はニッと笑い飛び出した
天「くっ…」
悟天は歯をくいしばり、かなわない事を理解した
チ「悟天ちゃん!!」
悟天を見たチチは泣きながら飛び付いた
チ「どこ行ってただ!心配してただよ?!よかった…帰って来てくれて良かった」
なんだ、このおばさん
天「やめてよ」
悟天はチチを突き飛ばした
飯「母さん!」
空「悟天…」
天「僕は知らない。こんな家も、こんな人も」
悟天の顔は真剣だった
今までに見たことのない冷たい瞳をして…
空「…じゃあオメェの着てる服はなんだ?」
天「え???」
空「オラと一緒じゃねぇか」
やまぶき色をした胴着
帯と下の服は色が違うけど…
確かに僕と一緒…
それにこの人…
僕と似てる
悟天は不思議に思った
天「なんでなんだよ?!」
空「オメェはオラの息子だからだ」
天「……嘘だ」
空「どうしてそうなっちまった、オラにもかわかんねぇけど…とりあえず今日はここに居ろ。明日連れて行きてぇとこがある」
天「嫌だ。僕は帰る」
飯「悟天…」
空「どこに帰るんだ?」
天「………」
飯「家とかあるの?」
天「ないよ。僕は森で育ったから。だから森へ帰る」
空「オメェが育ったのはここだ」
天「うるさい!僕はここにいる意味はない!」
空「悟天っ!」
天「離せ!僕はお前なんて知らない!!」
悟空は胸が締め付けられる思いをした