short story

□繋いだ視線
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見つめ合って、



手を繋いで、



口付けを交わす。





【繋いだ視線】






『ん〜!!』



寒さが身に染みる朝。カーテンから僅かに漏れた朝日が今日の始まりを告げる。



隣から感じるぬくもりにそっと触れてみるとそこには規則正しい寝息を立てた大好きな人。



『け〜ご〜朝だよ〜!』



「……」



体を揺すってみてもいっこうに起きる気配はない。疲れてるのかな?と思い、ベッドから抜け出そうとすると、


『わっ!!』



勢いよく左手首を捕まれて元居た場所へ引き戻された。



『もぅ〜びっくりするじゃん!』



「アーン?お前が俺様から離れようとするからだろ。」



『だってもう朝だよ〜。』



「んなこと関係ねぇだろうが。」



景吾の腕が私の腰に巻き付いて自然と膝枕をしている状態になる。もう、と溜め息を吐いて良い匂いのする色素の薄い髪を撫でる。







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