2人の記録
□レインボースター 第2話〜発展〜
1ページ/3ページ
何だか解らないけど、
変な感じ・・・。
まみは休み時間に裏庭で
さきに会うと早速報告を始めた。
「何だったんだろう・・・」
まみは一言で言い表せないと感じていた。
本当に、何だったのだろうか。
「どうしたの?」
さきはまみのつぶやきを聞いていたらしい。
「何か、今日来た転入生ね、何とな〜くだけど、変なの・・・」
まみは正直に話した。
変。そう、変だった。
「へ〜え、何か気になるね」
「まぁ、
気のせいだと思うんだけどね・・・☆
でも、一回私ののクラスに
見に来たら?」
「うん。そうする!
あ〜、もうすぐチャイム鳴っちゃうし、クラスに戻るね」
さきは裏庭から時計をちらりと見て
自分のクラスに近い階段に向かって走り出した。
「じゃあね〜!」
まみがさきに手を振るとさきも振り返って手を振った。
2組に近い階段に差し掛かり、
さきは校舎に入って行った。
そのとたん、
前から見覚えのない女子が歩いてきた。