◆頂きもの小説

□君と違える僕等の道
1ページ/5ページ

君が
どうしても気になって
誰よりも
この世界で君が何をしているのか
元気でいるのだろうか
とても
気になる


君と違える僕等の道


夜遅く
皆が寝静まった頃
僕だけ眠れず起きていた
こっちの世界にも星座はあるのかな
そんなことを思いながら

ふと、人の気配がした


「キ・キーマ?ミーナ?大松さん…?」
僕は旅に出た時の仲間の名前を呼ぶ
しかし現れた姿は意外な人物で
僕がどうしても気になっていた人だった

芦川美鶴

初めて聞いたとき、綺麗な名前だと思った
転入してきた頃、彼はとても注目を浴びていた
ゲームで僕に勝ったのは彼が初めてだった
だから僕は余計に印象が深くなったのだろう

「あ、芦川…」
「三谷か…こんなところで何をやっている」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ